ぐーぜん

「ぐーぜん」な小ネタが続いている。

前の前の会社が業務内容を変えてまだ営業しているらしく、ホームページを見てみたところ、ぐーぜんにびっくり。私が東京で住んでいたときによく利用していた駅前のおしゃれな酒屋さんのビルに入居しているとのこと!
引越の大好きな会社だったけど、そんなところに越してきたなんて・・・。もし(ないけど)あの会社に居座っていたら、歩いて30秒のところに通っていたのかもしれない・・・。

プロジェクトXを母が観ていた話。
ヤンキー高校の国語の先生が生徒に自信をつけようとコーラス部を作って奮闘し、一年目で全国銀賞、いまでは全国優勝の常連になるまでになった、というお話。スクールウォーズのコーラス版ですね。
そこで、スクールウォーズで言ったら「0-136で負けた・・・」(具体的な点数は知らないけど)ショック療法でやる気を奮い立たす、といったエピソードがあり、同じ大阪府内の進学校の音楽の授業を見学しに行く、という展開に。
その学校が、実は私や弟が通った高校だったので、母はぐーぜんにびっくり。
私が通っていたときは、そんなにコーラス部が強いといった印象はなかったが、文化祭も体育祭も体育や音楽といった授業でも、朝練したり居残り練したりする「4年制高校(ほとんどの人が浪人する)」で、音楽の授業は作曲に挑戦する人もいれば、バンドもアリ、みたいなかんじで結構楽しそうだった。たしかにいい学校だったな〜。プロジェクトXによその学校に乗っかって登場しちゃうあたりも、キャラクター的にぴったり。

さらに母が観ていた番組の話。
NHKの昼の情報番組を観ていたら、医療系の話になって、なんと私の高校からの友人が「誰が観ても分かるくらい(母談)」写真で登場していたらしい。看護士として大活躍の友人が担当看護士のうちの一人として写っていたとのこと。ぐーぜん私の友人に遭遇して、興奮して私に報告してくれた。
祖母の介護で実家に帰っている母は「最近テレビ観ていると、こういうことが多いのよね〜」とご満悦で、ほんとうに些細なことだけどうれしそうだったのでこっちもうれしくなった。

先週末に大学の部活の仲間で飲んだ。関西にはあまりメンバーがいないので、総勢5人。かなり久しぶりの飲み会で楽しかった。
そこで2年ぶり?くらいに遭遇した同期が、現在私と同じ駅を使っていることが判明!しかも私が勤めている雑貨屋に中学生のころ通っていたとのこと!!ぐーぜんだね〜、と大盛り上がり。昔の店の話を聞きながら、一緒に駅まで帰って楽しかった。

以外とぐーぜんって多いし(前に書いた「母の知人が」もそう)世の中こんなものなのかもしれない。さらに最近思うのが、歳を重ねてくるごとにそれなりにつながりが複雑になるのかも、ということ。出会った人、やってきたこと、話してきたこと、の要素が豊富になればなるほど、それぞれが他の人の要素と複雑に連なってどこかで輪になるのかもしれない。それがぐーぜんなのだとしたら、ぐーぜんに出会えることというのは、ただ面白いだけではなくて幸せなことなのかもしれないなあと思う。